Douglas Engelbart
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/7/78/Douglas_Engelbart_in_2008.jpg
photo CC BY Alex Handy from Oakland, Nmibia - Dr. Douglas C. Engelbart Uploaded by Edward
アメリカ合衆国の発明家。初期のコンピュータやインターネットの開発に関与し、現在のパーソナルコンピュータの環境の原型を作った人物。
アメリカ合衆国オレゴン州ポートランドにて生まれる。高校卒業後、オレゴン州の大学に進学したがWW2末期に軍に入隊。フィリピンでレーダー技師として2年間働いた。1945年に”As We May Think”を読んだことで、知識を誰でも入手できるようにすることを目標に定めた。戦後復学し、1948年に、電気工学の学士号を取る。 マウスの発明(1962-1963)で有名だが、それ以外にも現在のパーソナルコンピュータで当たり前に使われているワードプロセッシングや、アウトライン処理、ウィンドウシステム、テキストリンクといった技術を世界で初めて紹介し、グラフィカルユーザインタフェースの先駆けとなるものを開発した。コンピュータとネットワーク開発と使用が世界の緊急かつ複雑な問題を解決する助けになるとの主張をよく行っていた。2000年末、アメリカ最高の技術賞であるアメリカ国家技術賞を授与。2008年には、「Mother of All Demos (すべてのデモの母)」の40周年を記念して、SRIから表彰された。 Mother of All Demos(1968)
リモートネットワーク、画面を共有したコラボレーション、ビデオ会議、ハイパーテキスト、ワードプロセッシング、リアルタイムのテキスト編集、マルチウインドウなどを、マウスを使って実演した。のちに「伝説のデモ」「すべてのデモの母」と呼ばれるほど、当時としては衝撃的なデモを行ったことで有名。このシステムの名称の”NLS”は、オンラインシステム(oN-Line System)。単なる機能や技術を見せたのではなく、専門家でなくても、誰もがオンラインに繋がり協働できるというビジョンを見せようとした。 NLS(oN-Line System)を作るにあたって、コンピュータを人間にとって使いやすくするためにも、まず最初にすべきことは、取っつきにくい「コンピューター」というものを扱いやすくする工夫を考えた。当時、コンピューターの入力はパンチカード、出力は紙テープというのが普通だったが、エンゲルバートはレーダー技師としての経験から、出力にレーダーと同じ陰極管(CRT)ディスプレイを使おうと考え、CRT に、光の点の集まりで文字を表示した。
https://www.youtube.com/watch?v=yJDv-zdhzMY
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